１９歳になったマーティ・クラリッジは愛する夫クレムとともに、成功を夢見て未開の地、西部へと旅立った。しかし、この旅は悲劇と変わり、マーティは一人厳しい西部の地に取り残されてしまった。悲嘆と心の痛みを抱えながら彼女には家へ帰るすべもなかった。クラーク・デイビスもまた幼い娘ミッシーを抱え、困難に直面し、娘の世話と農場の切り盛りを一人でこなしていかなければならない状況にあった。善意から彼はマーティに結婚を申し出たが、果たして勇気と信念とだけで、二人は真の愛を見出すことができるのだろうか。

オーク，ジャネット(オーク，ジャネット)
１９３５年に、カナダのアルバータ州チャンピオンで農夫の第５子として生まれた。アルバータ州ディズバリーにあるマウンティン・ビュー聖書大学で学び、そこで夫となるエドワードにめぐり会い、１９５７年５月に結婚した。二人は、インディアナ州の教会の牧師として赴任、その後カナダのカルガリーやエドモンドの諸教会において牧師を務めた。３男１女を得て、多くの孫にも恵まれている。地元の教会で、日曜学校の教師、あるいは教会役員として多才な能力を生かし奉仕活動を続けている。現在、アルバータ州カルガリーに住んでいる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）