資本主義社会の女性の平等、そして社会主義諸国における女性の平等、いずれにも欠けているものがある。欠けているのは各人のイマジナリーな領域の保護である。
もくじ情報：序　イマジナリーな領域；第１章　フェミニズム、正義および性的自由；第２章　解放：プライヴァシー、性的自由、そして良心の自由；第３章　ジェンダー、および性差の同等な価値；第４章　養子とその所産：家族法、ジェンダー、性差を再検討する；第５章　何がどのように父を作るのか？平等ｖｓ．徴収；第６章　やっかいな遺産：人権、帝国主義、女性の自由；第７章　フェミニズム、ユートピア主義、そして政治哲学における理念の役割

コーネル，ドゥルシラ
ラトガース大学教授。法哲学・政治学・女性学専攻。主な著書に『Ｂｅｙｏｎｄ　Ａｃｃｏｍｏｄａｔｉｏｎ』『Ｊｕｓｔ　Ｃａｕｓｅ』『Ｉｍａｇｉｎａｒｙ　Ｄｏｍａｉｎ』など