旧ソ連邦のもとで労働疎外からの解放を目指した労働を実証研究。史料価値の高い研究を収録。

１９７３年から１９８６年の間、まだソ連邦の歴史的結果が判っていない段階において、ロシヤ語の文献と筆者がソ連邦・ハンガリー・ポーランド・ドイツ民主共和国（東ドイツ）で見聞した事実を基にして、研究成果を発表した論文を再編成したもの。
もくじ情報：第１章　ソ連邦の経済改革と企業；第２章　社会主義における直接に社会的な労働；第３章　分業の廃棄；第４章　共産主義労働の展開；第５章　社会主義競争の特徴；第６章　ソ連邦における労働態度；第７章　ソ連邦における労働内容論；第８章　ソ連国営企業における労使関係―労働組合工場委員会（Φ３ＭＫ）の役割を中心として；第９章　ソ連国営企業における団体協約の役割；資料　ソ連邦の団体協約

奥林　康司(オクバヤシ　コウジ)
１９４４年兵庫県生まれ。１９６６年神戸大学経営学部卒業。１９６９年神戸大学大学院経営学研究科博士課程中退。神戸大学大学院経営学研究科教授、日本学術会議第３部会員、放送大学客員教授、経営学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）