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内容紹介・もくじなど
新しく拓かれるランボーの全体像。厳密なテキスト・クリティクや、専門誌の刊行、度重なる国際的なシンポジウムなどで、いまや、世界のランボー研究は急進展を遂げている。その豊穣な成果を背景に、詩と書簡のすべてを一巻に収め、新鮮な日本語と詳細な註解で、神話的光芒に包まれたランボーの世界をトータルに提示する、画期的な試み。
もくじ情報:詩集;新しい韻文詩;愛の砂漠;地獄の一季節;イリュミナシオン;少年時代の作文;初期の散文と詩;高等中学でのラテン語作文;神父服の下の心;アルバム・ジュティック、アルバム・レガメー、淫行詩三題(レ・スチュープラ)、小詩篇;「福音書」の余白に書かれた散文;『地獄の一季節』反古草…( ) 新しく拓かれるランボーの全体像。厳密なテキスト・クリティクや、専門誌の刊行、度重なる国際的なシンポジウムなどで、いまや、世界のランボー研究は急進展を遂げている。その豊穣な成果を背景に、詩と書簡のすべてを一巻に収め、新鮮な日本語と詳細な註解で、神話的光芒に包まれたランボーの世界をトータルに提示する、画期的な試み。
もくじ情報:詩集;新しい韻文詩;愛の砂漠;地獄の一季節;イリュミナシオン;少年時代の作文;初期の散文と詩;高等中学でのラテン語作文;神父服の下の心;アルバム・ジュティック、アルバム・レガメー、淫行詩三題(レ・スチュープラ)、小詩篇;「福音書」の余白に書かれた散文;『地獄の一季節』反古草稿;文学書簡(一八七〇~七五)付・調書;その他の書簡(一八七七~九一);解題と註 著者プロフィール
平井 啓之(ヒライ ヒロユキ)
1921年~92年。東京大学フランス文学科卒。東京大学教授、立教大学教授、桃山学院大学教授を歴任 平井 啓之(ヒライ ヒロユキ)
1921年~92年。東京大学フランス文学科卒。東京大学教授、立教大学教授、桃山学院大学教授を歴任 |
家族や上司、商人仲間やその他の現地のヨーロッパ人たちとのあいだでやりとりした書簡の集成を、
詩作品とともに一巻に収め、いっそうトータルなランボー像を提示しようとするものです。
早熟の詩人ランボーと、「ごつごつした現実」のなかで苦闘する貿易商ランボーとの間に横たわるものは、
決定的な断絶か、それとも深い統合の論理か? 豊穣なランボー詩の味読にいざなう本『全集』はまた、
この謎を読者一人ひとりが考えるための素材とヒントに満ちています。
家族や上司、商人仲間やその他の現地のヨーロッパ人たちとのあいだでやりとりした書簡の集成を、
詩作品とともに一巻に収め、いっそうトータルなランボー像を提示しようとするものです。
早熟の詩人ランボーと、「ごつごつした現実」のなかで苦闘する貿易商ランボーとの間に横たわるものは、
決定的な断絶か、それとも深い統合の論理か? 豊穣なランボー詩の味読にいざなう本『全集』はまた、
この謎を読者一人ひとりが考えるための素材とヒントに満ちています。