内容紹介：子育て真っ最中の母が下したのは「自立離婚」の決断だった──。夫との生活に終止符を打つまでを綴ったエッセイ。結婚前から少しずつ深まり始めていた夫との心の溝が、結婚、出産を経て、修復することができない大きな隔たりになるまでが綴られている。育児を全く手伝わない会社人間の夫、非常識な行動をとる姑との確執など、夫との結婚生活にあるさまざまな問題がストレートに表現されており、自分らしく偽らず生きたいと願う著者の信念が伝わってくる。
子育て真っ最中の母の決断「自分が変わればいいんだよね」。「自立離婚」までの、孤軍奮闘の現役母が綴る夫や社会に期待せず、自分を偽らないで生きるための清算書的エッセイ。
もくじ情報：理由その１　小さな溝（はじめからひっかかっていた；祝電披露　ほか）；理由その２　夫の性格（育児をしない夫を父親とは呼ばない；子どものお風呂　ほか）；理由その３　外見と中身（離婚を決意；世間の評判はいい夫　ほか）；理由その４　周囲の認識（母の葬儀；新車　ほか）；理由その５　母と子の自立（やっと引っ越し；後悔しているのはどっち？　ほか）

葉寄川　紅(ハヨセガワ　コウ)
１９６６年京都府生まれ。立命館大学文学部卒業。京都府在住（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）