儲かれば何をやってもいい――そんな新手の経済犯罪や企業行動の実相を、偽装請負、多重債務、夕張市財政破綻問題等から鋭く告発。

もくじ情報：第１章　新自由主義という怪物（新自由主義の「自由」は、だれの自由？；新自由主義のまやかし；新自由主義はアメリカもどき）；第２章　人間はコスト（青年を食いものにする大企業と巨大請負グループ企業；新自由主義のめざす労働世界）；第３章　格差・貧困と多重債務（日本の化け物―サラ金；新自由主義と格差・貧困の拡大；日本で何が起きているか）；第４章　「官から民へ」の正体（福祉はマーケット；医療が危ない；国有地に群がるハイエナたち）；第５章　金融資本の悪行（もうけのためなら何でもやる；夕張市を食いものにした大銀行）

大門　実紀史(ダイモン　ミキシ)
１９５６年京都生まれ。日本共産党参議院議員。現在、参議院財政・金融委員会、予算委員会所属（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）