唐十郎コレクション全４巻の第１弾［エッセイ篇］。詩的なメタファー、時代の尖端とのスパークによって読者を魅了する。

唐十郎のエッセイは、蠱惑的な語り口、詩的なメタファー、アクロバティックなレトリック、シュルレアリスティックな異種交配、極私的エピソードと時代の尖端とのスパークによって読者を魅了する。単行本未収録の文章も発掘、掲載した。
もくじ情報：役者の抬頭、あるいはＮＯＮ“アート論”；『腰巻お仙』後記；笑わぬオカッパの少女論；嗚呼！東支那海―ぼくの沖縄論；ジョン・シルバーについて；私的兵法；前近代がこちらを覗く―中川信夫「東海道四谷怪談」；アリババの呪文；女が一人で旅するとどういうことになるか―加藤泰「緋牡丹博徒お竜参上」；少女論〔ほか〕