言語獲得期における発達とその環境やことばの遅れの問題などを考えるうえでの興味深い資料が収められており、言語獲得の問題を通して乳幼児期の発達を考える書である。
もくじ情報：第１章　言語獲得期の諸発達；第２章　子どもの初期言語獲得―ことばによる概念化と思考の発達；第３章　知的障害のある子どもの言語獲得過程における認知発達；第４章　自閉症の子どものジョイント・アテンション；第５章　子どもの言語獲得と表情認知の発達；第６章　子どもの心的状態語と助詞の獲得―ダウン症の子どもの事例を通して；第７章　現代の親の子育て・養育態度と子どもの発達；第８章　言語獲得期の障害のある子どもを育てる親への支援をめぐって；第９章　わが国における言語発達支援の方法をめぐって；第１０章　言語獲得期における発達支援

小山　正(コヤマ　タダシ)
神戸学院大学人文学部人間心理学科教授。大阪教育大学大学院修士課程教育学研究科修了。博士（学術）神戸大学。専攻：発達心理学、言語発達心理学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）