内容紹介：リトルリーグ・ベースボールの5リーグ10チームを対象に，3年間にわたって参与観察調査とインタビュー調査を実施して，アメリカの前青年期の少年たちの社会化過程を解明していったエスノグラフィー研究。子どもの道徳的社会化，少年下位文化，性と攻撃性，アイデンティティという前青年期問題を取り上げて分析するとともに，小集団研究，シンボリック相互作用論，質的調査法に新たな視点を提供する。
もくじ情報：第１章　リトルリーグと成人組織；第２章　スポーツと遊びのリトルリーグ；第３章　道徳的社会化（１）―大人による社会化；第４章　道徳的社会化（２）―仲間による社会化；第５章　子どもの性と攻撃性；第６章　子どもの文化と小集団活動；第７章　子どもたちのサブカルチャー；第８章　子ども・スポーツ・文化；補論１　リトルリーグの活動効果；補論２　子どもの集団活動と参与観察；補論３　調査の設定とデータ収集の方法

住田　正樹(スミダ　マサキ)
東京大学大学院教育学研究科博士課程退学（教育社会学専攻）。放送大学教授・九州大学名誉教授。教育学博士。専攻は教育社会学、発達社会学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）