満洲移民の立志伝集『満洲紳士録』を徹底的に分析。明治の人びとの緊張と活力に満ちた生き方を描き、時代の相貌を浮き彫りにする。

立志の時代であった明治。欧化政策のもと、国民は立身出世を志向していく。満洲移民の立志伝集『満洲紳士録』の人物経歴を徹底的に分析。明治の人びとの緊張と活力に満ちた生き方を描き、時代の相貌を浮き彫りにする。
もくじ情報：どのように明治を描くか―プロローグ；第１章　立身出世をめぐる議論；第２章　データの源泉『満洲紳士録』；第３章　郷関を出た人びとの生き方―サンプル＝「紳士」の総量分析；第４章　第一世代の人びと―旧幕期に生まれ育った世代；第５章　第二世代の人びと―維新前夜に生まれた世代；第６章　第三世代の人びと―明治維新期に生まれた世代；第７章　第四世代の人びと―ポスト維新派の青年たち；明治はどんな時代であったか―エピローグ

小峰　和夫(コミネ　カズオ)
１９４５年埼玉県に生まれる。１９７６年東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在日本大学生物資源科学部教授、経済学博士（日本大学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）