グラフィックデザイナー・杉浦康平の執筆、対談などを集大成したシリーズがスタート。杉浦日向子、日髙敏隆との対談も収録。

いったいいつ、アジア世界へ入ってゆき、人びととの深い交流をどのように蓄積してきたのか…。杉浦グラフィズムの源流をたどる。
もくじ情報：１（「生命記憶」、そして「照応しあう」こと…；アジアのカタチ・アジアの心；生命のざわめきに聴き耳をたてる；生命記憶を形にする）；２（見えないものがこの世界を支えている―杉浦日向子さんとの対話；主張する模様―日高敏隆さんとの対話）；３（光る眼；唐草文、生命樹の吐息；「天の火・地の水」　荒ぶる神輿；天の双龍　古鏡が語る宇宙図）；４（「オームの波動」宿す；アジアの森羅万象をみたす多主語的なもの；アジアの多主語的世界に魅せられて）

杉浦　康平(スギウラ　コウヘイ)
１９３２年、東京生まれ。グラフィックデザイナー、神戸芸術工科大学名誉教授、同大のアジアンデザイン研究所（２０１０年４月開設）所長をつとめ、アジア各国のデザイナーたちの交流を図る。意識領域に去来する事象のイメージ化は、独特の形や色彩を生みだし、ジャンルを超えて多くのクリエーターに影響を与えつづけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）