内容紹介：法的に考えるとはどういうことか。裁判員制度が始まり、時々刻々と変化する社会に対応する法的思考能力が必要とされている現在、本書は事例・設問という形で、法的論点を示しながら、解答への考え方にたどり着くように解説する。関連条文の掲載や練習問題で定着を図る等、学習への工夫を凝らす。時事法学という名前の元に新しい法的問題を取り上げ、解決のためのメルクマールを示す試みとしても注目される。
もくじ情報：食の安全と法―食品表示偽造の問題；プライバシーと法―自己情報コントロール権の問題；インターネットと法―ネット上の表現の自由と名誉毀損の問題；報道と法―取材と報道の衝突；動物と法―動物の権利の問題；環境と法―環境権の問題；宗教と法―諸個人の「心の自由」；家族と法―同性愛者の法的問題；性的区別と法―女性専用車両の問題；国籍と法―国籍取得の問題；福祉と法―生活保護をめぐる法的問題；医療と法―尊厳死・安楽死・輸血拒否の自己決定権；保育と法―保育所をめぐる大人の事情；健康保険と法―保険料徴収方法の問題；飲酒・喫煙と法―飲酒・喫煙の問題；虐待と法―ＤＶ防止の法的問題；国際離婚と法―子供の連れ去りの問題