桓武王権の成立に始まる平安時代。律令制の再編、摂政・関白の登場、国風文化などに迫り、古代日本が成熟・変質した九世紀を描く。

桓武王権の成立に始まる平安時代。蝦夷との戦いと国土の策定、律令制の再編、摂政・関白の登場など、社会秩序は大きく変動した。都と鄙の生活、遣唐使停止、国風文化の発生にも迫り、成熟・変質した九世紀日本を描く。
もくじ情報：九世紀はどう捉えられてきたか―プロローグ；１　桓武王権の成立；２　天皇家と平安貴族；３　都と鄙の生活；４　九世紀の対外関係；５　九世紀の学問と宗教；６　摂政・関白の登場と藤原氏；７　古代国家の成熟と変質；九世紀とその後の「日本」―エピローグ

佐々木　恵介(ササキ　ケイスケ)
１９５６年東京都に生まれる。１９８７年東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位取得退学。現在、聖心女子大学文学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）