フランス政治史、政治思想史の泰斗によるフランス入門書。外国の学生からの質問に答えるべく著した全３０章からなる１冊。

ユニークな国“フランス”を歴史から読み解く１冊。
もくじ情報：フランス国民はフランスの存続を望んでいるか；フランスは地理ではない；フランスは思想である；「教会の長女」は堕落したのか；玉座と祭壇―古くからの同盟関係；中央集権と行政組織―フランスの二つの乳房；革命の名声、大革命の失敗；大革命からライックな共和国へ；平等を求める意思；共産主義―フランス的熱狂〔ほか〕

ヴィノック，ミシェル(ヴィノック，ミシェル)
１９３７年パリ生まれ。歴史家。近・現代フランス政治史、政治思想史を専門とする、フランスにおけるナショナリズム、反ユダヤ主義、知識人の政治参加の代表的研究者の一人。ソルボンヌ大学卒、高等教員資格（アグレガシオン）取得。高校教員、パリ・ヴァンセンヌ大学助教授を経てパリ政治学院教授を務め、現在は名誉教授。「エスプリ」誌編集委員会委員を務め、スイユ社で歴史書出版に携わった他、「リストワール」誌創刊に参加した