内容紹介：兵庫県を襲った地震・水害などの惨禍の際に在日コリアンはどう対処したのか。膨大な資料を戦前まで渉猟し、極限的な状況のなかで見られた日本社会と在日コリアンの軋轢や共助・共生の姿を描き出す。躊躇なきジェノサイド．　焔の中、命を懸けた救出劇．　関東大震災の教訓を生かし虐殺回避．　玄界灘を越えた支援の輪．　七六年前の民族を越えたボランティア．　運命を変えた災害．　未来の災害に向けた教訓
もくじ情報：第１章　躊躇なきジェノサイド―一九二三年関東大震災；第２章　焔の中、命を懸けた救出劇―一九二五年北但大震災；第３章　関東大震災の教訓を生かし虐殺回避―一九二七年北丹後大震災；第４章　玄界灘を越えた支援の輪―一九三四年室戸台風；第５章　七六年前の民族を越えたボランティア―一九三八年阪神大水害；第６章　運命を変えた災害―一九六七年兵庫県南部地域豪雨災；第７章　未来の災害に向けた教訓―一九九五年阪神大震災

高　祐二(コ　ウイ)
１９６６年生まれ。甲南大学経済学部卒。兵庫朝鮮関係研究会会員。理学療法士、病院勤務（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）