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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
島田 裕巳(シマダ ヒロミ)
1953年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員などを歴任後、東京女子大学非常勤講師。日本を代表する宗教学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 島田 裕巳(シマダ ヒロミ)
1953年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、同客員研究員などを歴任後、東京女子大学非常勤講師。日本を代表する宗教学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
明治二十年代、日本の女性の平均寿命は四四歳。現在は八六歳で、長寿世界一の座に就いた。長生きはめでたいことではなくなり、大往生という言葉も消えた。死を取り巻く環境も変わった。葬式は家族葬となり、それも省かれて、葬儀社の者が火葬場で見送って終わりという直葬が急増している。今や首都圏では四分の一が直葬という。死ぬことに意味がなくなったのだろうか。そんなはずはない。従来とは違う新しい意味付けがあるはずだ、と著者は考え続けた。周りに迷惑をかけず、心穏やかに死んでいくために、残された日々をどう過ごせばいいのか。宗教学者が考えた、この世を去るためのレッスン!
もくじ情報:第1章 長寿化する社会;第2章 無縁社会とは何か;第3章 安楽死と尊厳死;第4章 死後の魂;第5章 死は別れのとき;第6章 先祖になるということ;第7章 死と再生