乳幼児虐待のアセスメントに必要な、乳幼児‐養育者の関係性の評価や乳幼児虐待に特異的な病理とその表現型等について丁寧に解説。
もくじ情報：第１部　乳幼児虐待の特徴と対応に必要な視点（情動ストレスによる虐待の脳に与える影響；乳幼児‐養育者の関係性の評価；アタッチメントの障害―虐待が乳幼児に与える特異的病理１；心的外傷後ストレス障害―虐待が乳幼児に与える特異的病理２；乳幼児揺さぶられ症候群―乳幼児期に特異な虐待の形態）；第２部　乳幼児虐待への支援と治療の実際（アタッチメントに基づく親子関係支援：サークル・オブ・セキュリティ・プログラム―在宅での支援・治療１；乳幼児‐親心理療法―在宅での支援・治療２；相互交渉ガイダンス―在宅での支援・治療３；アタッチメント・プログラム―施設での支援・治療１；アタッチメント・ベイスト・プログラム―施設での支援・治療２；トラウマとアタッチメントに焦点を当てた心理療法―施設での支援・治療３；乳幼児虐待における里親支援）

青木　豊(アオキ　ユタカ)
１９８５年国立山口大学医学部卒業。精神科医・医学博士。２００３年まで、東海大学医学部精神科学教室に所属。１９９６‐１９９８年ルイジアナ州立大学精神科にて、乳幼児精神保健の専門家になるためのハリスフェローシップを取得。１９９８‐１９９９年チューレイン大学精神科にてフルタイム乳幼児研究員。帰国後、相州メンタルクリニック中町診療所院長を経て相州乳幼児家族心療センター（厚木心療クリニック付属）センター長、目白大学人間学部子ども学科および同大学院生涯福祉研究科教授。ＮＰＯ子ども虐待ネグレクト防止ネットワーク理事、東海大学医学部健康科学部非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）