本邦初！日本史に学ぶ＜組織暴力と縄張り争いの末世＞。山口組と戦国大名の比較から浮かび上がる、暴力団の起源、そして６代目山口組ＶＳ神戸山口組の今後。幕藩体制の崩壊は暴力団衰退の兆しなのか。　驚きの発見が続々！歴史から学ぶ「暴力団の本質と宿命」／最大の犯罪・・暴力団と戦国大名が犯した罪は、独立王国として土地を私有したことだ。／悪党の起源・・源平の如く国土のアガリを独占し、暴力で奪い合う山口組と本多会。／死を覚悟した正攻法・・柳川組８人ｖｓ鬼頭組１００人、奇跡の勝利は桶狭間の再現であった。／全国制覇直前の死・・４代目竹中正久は織田信長と同じ運命をたどる。／山一抗争　骨肉の争い・・山本広は明智光秀の戦略を踏襲した！

６代目ｖｓ神戸、まっぷたつの山口組！日本史に学ぶ、組織暴力と縄張り争いの末世。
もくじ情報：第１部　山口組という戦国―終わりなき縄張り争い（国有か私有か、天皇と貴族たちの抗争；古代日本には高度な官僚システムがあった　ほか）；第２部　山口組と織田組、天下布武の帝王学―その戦略・戦術とは（芸能は金脈なのか、それとも華やぎなのか？；善光寺争奪戦と群雄―全国制覇の証し　ほか）；第３部　山口組の内部抗争と過酷な粛清―秘匿し継続されてきた掟と伝統（天下一統を、ほぼ掌中にしていた男；光秀の失敗はどこにあったのか？　ほか）；第４部　“お上”の逆襲　暴対法・暴排条例下―暴発寸前　沈殿、鬱屈する暴力団（組長たちの苦悩；暴対法・暴排条例の画期性　ほか）；第５部　山口組の行く末―暴力団をなくせるか？（暴力の時代の終わり；警察は本気で暴力団を壊滅しようとしているか？）

横山　茂彦(ヨコヤマ　シゲヒコ)
１９５７年生まれ、北九州市門司区出身。明治大学文学部を卒業後、組版制作会社、編集プロダクション、「情況」編集部などをへて著述業に。「アウトロー・ジャパン」（太田出版）元編集長、複数の筆名でエンターテイメント小説など多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）