内容紹介：生存時間解析の方法論は急速な進歩をとげ、現場におけるＳＡＳの重要性も増している。実務家が実際の臨床試験で活用できるよう、その最新機能と統計手法について具体例やプログラムをまじえ、詳細に解説する。ＳＡＳＶｅｒ．９．２に対応した待望の応用編。
もくじ情報：第１章　ＳＡＳによる生存時間解析の応用にむけて（生存時間解析とＳＡＳ；生存関数とハザード関数；本書で扱うデータ概要；ＯＤＳ　ＧＲＡＰＨＩＣＳによるグラフの出力）；第２章　生存関数のノンパラメトリックな推定と検定（ＬＩＦＥＴＥＳＴプロシジャ）（ノンパラメトリックな生存関数とハザード関数の推定；生存関数の群間比較）；第３章　コックス回帰によるハザード比の推定とその拡張（ＰＨＲＥＧプロシジャ）（ＰＨＲＥＧプロシジャによる様々な線型仮説に対する検討；共変量および多重性の調整；最大対比法の適用；モデルの評価；フレイルティモデルと周辺コックスモデルによるクラスター生存時間データの解析）；第４章　生存時間解析における例数設計（ＰＯＷＥＲプロシジャ）（生存時間解析における例数設計の概要；フリードマンの方法とショーンフェルドの方法；ＰＯＷＥＲプロシジャによる生存時間解析の例数設計）

大橋　靖雄(オオハシ　ヤスオ)
１９５４年福島に生れる。１９７６年東京大学工学部卒業。１９７９年東京大学大学院工学研究科博士課程中退。現在、中央大学理工学部人間総合理工学科教授、東京大学名誉教授、工学博士