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出版社名:批評社
出版年月:2016年7月
ISBN:978-4-8265-0649-6
204P 19cm
こころの診療雑記 精神科医の聴心記
浅野弘毅/著
組合員価格 税込 1,881
(通常価格 税込 1,980円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:かつて呉秀三が「我邦十何万ノ精神病者ハ実ニ此病ヲ受ケタルノ不幸ノ外ニ、此邦ニ生マレタルノ不幸ヲ重ヌルモノト云フベシ」と嘆いた精神障害者への惨憺たる処遇に始まる近代日本の精神医療の前史をふまえて、1971年から45年間の長きにわたってひたすら精神医療と精神医療改革に心身ともにささげ続けたひとりの精神科医の聴心記。人は誰でも日々の生活のなかで、こころの隙間に風を感じる、同一性を保てないと感じることは誰でも経験することではないでしょうか。早すぎる老成、不登校、子どものストレス、断食、拒食と過食といった思春期の危機を乗り越え、成人期から働き盛りの中年期へ。この時期はこころの病に事欠かないほど…(続く
内容紹介:かつて呉秀三が「我邦十何万ノ精神病者ハ実ニ此病ヲ受ケタルノ不幸ノ外ニ、此邦ニ生マレタルノ不幸ヲ重ヌルモノト云フベシ」と嘆いた精神障害者への惨憺たる処遇に始まる近代日本の精神医療の前史をふまえて、1971年から45年間の長きにわたってひたすら精神医療と精神医療改革に心身ともにささげ続けたひとりの精神科医の聴心記。人は誰でも日々の生活のなかで、こころの隙間に風を感じる、同一性を保てないと感じることは誰でも経験することではないでしょうか。早すぎる老成、不登校、子どものストレス、断食、拒食と過食といった思春期の危機を乗り越え、成人期から働き盛りの中年期へ。この時期はこころの病に事欠かないほどあらゆる症状が待ち受けています。インターネット依存症、PTSD、脅迫神経症、不眠症、恐怖症、うつ病、統合失調症といったように、ほとんどの人が何らかの症状を経験することになります。世の中のしがらみのなかで、自分の生を生き抜きながら、家族とともに生活を維持して行くことに疲れてしまうときもあるのではないでしょうか。家族のホメオスターシス(生体の恒常性維持機能)とは、家族が直面している問題について互いにはっきりと話合う中で解決の方向を見出す家族療法ですが、女性にライフサイクルの危機が訪れるのもこの時期で、空の巣症候群という子どもたちが成人した後の埋め難い喪失感や空虚感に満ちているのです。老化を意識する初老から高齢者へ、そして定年。目標を見失い、居場所を失って、こころの老化が始まり、心気、不安、妄想、うつ、強迫、せん妄、そして認知症もどきから認知症へ。こころの病は、子どもから高齢者までさまざまな形で現れます。個々の事例をとおして見えてくるものは、悩み、苦しみながらも、治療によってこころのリカバリーをめざす姿です。リカバリーとは、現実を受け入れて新たな人生の再出発を試みること、すなわちその人なりの生活をつくりだして行くなかで快復してゆくことではないでしょうか。
もくじ情報:第1章 人生の危機とセラピー;第2章 働き盛りとこころの健康;第3章 こころのクリニック;第4章 うつ病;第5章 脳の老化とこころの老化;第6章 認知症;第7章 精神障害と社会;第8章 東北の精神科医;第9章 こころの異彩
著者プロフィール
浅野 弘毅(アサノ ヒロタケ)
1946年宮城県生まれ。東北大学医学部卒業。仙台市デイケアセンター所長、仙台市太白保健所長、仙台市立病院神経精神科部長兼老人性痴呆疾患センター室長、認知症介護研究・研修仙台センター副センター長などを経て、東北福祉大学教授兼東北福祉大学せんだんホスピタル院長。日本精神神経学会理事、日本デイケア学会副理事長、日本社会精神医学会理事、宮城県精神医療審査会会長、仙台市精神保健福祉審議会会長などを歴任。『季刊精神医療』(編集=「精神医療」編集委員会、発行批評社)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
浅野 弘毅(アサノ ヒロタケ)
1946年宮城県生まれ。東北大学医学部卒業。仙台市デイケアセンター所長、仙台市太白保健所長、仙台市立病院神経精神科部長兼老人性痴呆疾患センター室長、認知症介護研究・研修仙台センター副センター長などを経て、東北福祉大学教授兼東北福祉大学せんだんホスピタル院長。日本精神神経学会理事、日本デイケア学会副理事長、日本社会精神医学会理事、宮城県精神医療審査会会長、仙台市精神保健福祉審議会会長などを歴任。『季刊精神医療』(編集=「精神医療」編集委員会、発行批評社)編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)