内容紹介：環境被害はなぜ繰り返されるのか？なぜ解決に長い年月を要するのか？私たちは市民として環境被害をどう理解し、どのような行動選択を行うべきなのか。著者なりの答えを見出すことを試みる。統計資料の更新や最近の動向について追補した新版。
もくじ情報：序章　人間社会と環境被害；第１章　水俣病と被害者救済の経緯；第２章　原因企業救済の経緯；第３章　環境被害とフレーミング；第４章　環境被害の教訓；第５章　放射性物質汚染と行動選択；第６章　福島第一原発事故の被害補償と東電救済

永松　俊雄(ナガマツ　トシオ)
１９５５年熊本県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。熊本大学大学院社会文化科学研究科修了。博士（公共政策学）。専門は、公共政策学、政策科学、政策過程論。在シアトル日本国総領事館領事、熊本県総合政策局政策調整監、室蘭工業大学大学院教授などを経て、崇城大学教授。『チッソ支援の政策学―政府金融支援措置の軌跡―』（成文堂、２００７年、地域政策研究賞優秀賞、日本環境共生学会“環境共生学術賞”著述賞、日本地域学会著作賞）、『環境被害のガバナンス―水俣から福島へ―』（成文堂、２０１２年、日本公共政策学会著作賞）、などの著書がある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）