世界の政治と経済が混乱する時代に、ケインズは、何を考えどう生きたのか。彼の多彩な交流や、人間的側面も交え、『貨弊論』から『一般理論』へと昇華したケインズ経済学形成の過程を読み解く。イギリス史の泰斗ピーター・クラークが描き出す、巨星ケインズの新たな伝記！
もくじ情報：イントロダクション　ジェットコースターのような評価；第１章　「宗教と不道徳」ジョン・メイナード・ケインズ　１８８３年‐１９２４年；第２章　「天空の最左翼で」ジョン・メイナード・ケインズ　１９２４年‐１９４６年；第３章　「長期では、われわれはみな死んでしまう」経済政策の再考察；第４章　「アニマル・スピリット」経済理論の再考察；エピローグ　イギリス・ケインジアンとアメリカ・ケインジアン

クラーク，ピーター(クラーク，ピーター)
ケンブリッジ大学のイギリス近現代学の教授であり、トリニティー・ホールのマスターであった。カナダ人の作家である妻のマリア・ティペットと、イギリスのサフォークおよびブリティッシュ・コロンビアのペンダー・アイスランドに住んでいる