１６年後の２０３３年には３０％を超えるといわれる空き家率。相続しつつも住んでいない実家など、今後高齢化社会を迎えるにあたり、あなたにも人事ではなくなってきます。また、空き家が増えれば、火災、犯罪の温床、ごみ屋敷化など周辺にも様々な懸案ができてきます。本書は、不動産関連のコンサル・税理士など実務家が空き家や既存住宅を活用したビジネスの市場解説や税制の整理を多様な角度から解説。

先細る日本の住宅市場、どうすれば活性化できるのか！？除却・減築、用途転換、二地域・多地域居住、リフォーム・リノベーション、買取再販事業。既存住宅活用のヒントがたくさん詰まった本。既存住宅に関連する各種税制と活用のポイントをわかりやすく解説。
もくじ情報：第１章　顕在化しつつある空き家問題（２０３３年、空き家率は３０％を超える？；空き家問題を解消するためには？　ほか）；第２章　重要性が増す既存住宅の活用（住宅政策の大きな論点は何か？；日本の人口・世帯数は今後どうなるか？　ほか）；第３章　空き家を巡る税金（空き家の保有；空き家の相続　ほか）；第４章　空き家の活用促進と既存住宅の流通促進に向けて（除却・減築の促進；用途転換の促進　ほか）

榊原　渉(サカキバラ　ワタル)
１９９８年早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻修了後、株式会社野村総合研究所に入社。現在グローバルインフラコンサルティング部長／上席コンサルタント。専門は建設・不動産・住宅関連業界の事業戦略立案・実行支援など。国土交通省社会資本整備審議会専門委員、財団法人経済調査会価格調査評価監視委員会委員