|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
時本 紗羽(トキモト サワ)
兵庫県出身。『今夜、2つのテレフォンの前。』で2017年ノベル大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 時本 紗羽(トキモト サワ)
兵庫県出身。『今夜、2つのテレフォンの前。』で2017年ノベル大賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
『今日の戦績は?』
「ダメダメです。たまに頷いたり反応してくれたりするんだけど、基本的にはシカト。なんでなのかなぁ……」
『しつこく話しかけてみたらいいよ』「でも、そろそろうざいんじゃないかなぁ。嫌われるかも」
幼馴染みの想史に思いを寄せる女子高校生・志奈子は、別の高校に通うようになってから、想史は口をきいてくれなくなってしまい、胸中に不安を募らせていた。
そして志奈子は、毎晩想史とは違う大人の男――顔も知らない高校教師――と電話をしている。
愚痴や冗談を言い、そして恋愛相談をしていた。
一方、志奈子に電話をしている高校教師の直江は、昔のク…(続く)
『今日の戦績は?』
「ダメダメです。たまに頷いたり反応してくれたりするんだけど、基本的にはシカト。なんでなのかなぁ……」
『しつこく話しかけてみたらいいよ』「でも、そろそろうざいんじゃないかなぁ。嫌われるかも」
幼馴染みの想史に思いを寄せる女子高校生・志奈子は、別の高校に通うようになってから、想史は口をきいてくれなくなってしまい、胸中に不安を募らせていた。
そして志奈子は、毎晩想史とは違う大人の男――顔も知らない高校教師――と電話をしている。
愚痴や冗談を言い、そして恋愛相談をしていた。
一方、志奈子に電話をしている高校教師の直江は、昔のクラスメイトに初恋だった女性の結婚が決まったと聞き、胸中穏やかではなかった。
2人が電話をすることになったきっかけは?
そしてそれぞれの片想いの行方は?時空を超えた“片恋”物語!
幼馴染の想史に思いを寄せる女子高校生・志奈子。別の高校に通うようになってから、想史は口をきいてくれなくなってしまい、不安を募らせている。そして志奈子は、毎晩想史とは違う大人の男―顔も知らない高校教師―と電話をしていた。一方、志奈子と電話をしている高校教師の直江は、初恋の女性の結婚が決まったと聞き、焦っていて?時空を超えた“片想い”物語!