好評を博した、都井版「財務三表」をパワーアップ。本書は、銀行、信用金庫、信用組合、リース会社の役職員など決算書を利用して会社の信用や業績を評価することを職務にするビジネスマンのために、長年、決算書の仕組みや読み方を解説してきた著者の仕事の集大成といえる。増補改訂にあたっては、２０１１年以降に出現した新たな粉飾事案をフォローアップするとともに、粉飾決算が貸借対照表と損益計算書に与える影響の相互の関係についての解説を加えた。また、決算書に示される中小企業の実態をつまびらかにするコラムも充実させた。

本書は銀行、信用金庫、信用組合やリース会社などの金融機関にお勤めの方などを対象に、決算書を利用して会社の信用や業績を評価する際の注意点についてまとめた。
もくじ情報：１　貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書と株主資本等変動計算書（貸借対照表；損益計算書；キャッシュフロー計算書）；２　利益の捻出は問題会社、利益の抑制は優良会社（利益の捻出について；利益の抑制について；決算書の注記をみる　ほか）；３　中小企業の会計指針について（中小企業の会計指針の概要；減価償却と引当金について；チェックリストについて）

都井　清史(トイ　キヨシ)
１９６０年３月１日生まれ（兵庫県伊丹市出身）。１９８３年神戸大学経営学部会計学科卒業。１９８８年公認会計士都井事務所を設立。２００５年税理士登録（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）