教授の仕事は、“研究”と“講義”だけではない。高校生や予備校生、さらには市民への“広報活動”。法人組織の一員として担当する、大学における“管理運営”。そして、研究に付随する、科研費の確保や産学連携、学生への教育指導や文章添削……。水面下の努力を見よ！

教授の仕事は、“研究”と“講義”だけではない。高校生や予備校生、さらには市民への“広報活動”の仕事。法人組織の一員として担当する“管理運営”の仕事。そして、研究に付随する、科研費の確保や産学連携、学生への生活指導や文章添削…。教授はただの研究者ではなく、“勤め人”であり、“教育者”である。
もくじ情報：序章　「大学崩壊」と嘆いても始まらない；第１章　未来ある高校生に必死でＰＲ；第２章　市民にも「理科」に馴染んでもらおう；第３章　「学生指導」はテンヤワンヤ；第４章　大学という「組織」の経営は悲喜こもごも；終章　「研究」は一人では成し遂げられない

斎藤　恭一(サイトウ　キョウイチ)
１９５３年、埼玉県生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業、東京大学大学院工学系研究科化学工学専攻修了。東京大学工学部助手、助教授を経て、２０１９年まで千葉大学工学部教授を務める。現在、早稲田大学理工学術院客員教授。専門は、放射線グラフト重合法による高分子吸着材の開発。著書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）