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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
伊藤 亜紗(イトウ アサ)
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は美学、現代アート。東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 伊藤 亜紗(イトウ アサ)
東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は美学、現代アート。東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
人が人にさわる/ふれるとき、そこにはどんな交流が生まれるのか。介助、教育、スポーツ、看取りなどさまざまな関わりの場面で、コミュニケーションは情報伝達の領域を超えて相互的に豊かに深まる。ときに侵襲的、一方向的な「さわる」から、意志や衝動の確認、共鳴・信頼を生み出す沃野への通路となる「ふれる」へ。相手を知るために伸ばされる手は、表面から内部へと浸透しつつ、相手との境界、自分の輪郭を曖昧にし、新たな関係を呼び覚ます。目ではなく触覚がひらく、人間同士の関係の創造的可能…(続く)
人が人にさわる/ふれるとき、そこにはどんな交流が生まれるのか。介助、教育、スポーツ、看取りなどさまざまな関わりの場面で、コミュニケーションは情報伝達の領域を超えて相互的に豊かに深まる。ときに侵襲的、一方向的な「さわる」から、意志や衝動の確認、共鳴・信頼を生み出す沃野への通路となる「ふれる」へ。相手を知るために伸ばされる手は、表面から内部へと浸透しつつ、相手との境界、自分の輪郭を曖昧にし、新たな関係を呼び覚ます。目ではなく触覚がひらく、人間同士の関係の創造的可能性とは。
もくじ情報:第1章 倫理;第2章 触覚;第3章 信頼;第4章 コミュニケーション;第5章 共鳴;第6章 不埒な手