脂肪組織に埋もれた腋窩のどこに何があるのか、何をどうしたらよいのか、肥満患者ではどうすればよいのか…。よくある疑問を２０のｏｐｅｒａｔｉｖｅ　ｑｕｅｓｔｉｏｎとして提示。腋窩Ｌｅｖｅｌ　１立体模型を用いて詳しく解説します。今回の改訂では、筆者が近年気づいた新たな術野の展開方法によるエネルギーデバイスを用いたＬｅｖｅｌ　１・Ｌｅｖｅｌ　２郭清操作、実際の手術から学んだこと、閉創・ドレーン固定・術後管理の工夫などが加わって、さらに充実しました。
もくじ情報：１章　左腋窩立体模型で見る腋窩Ｌｅｖｅｌ　１の解剖；２章　Ｏｐｅｒａｔｉｖｅ　ｑｕｅｓｔｉｏｎｓ；３章　２通りの腋窩郭清について；４章　腋窩リンパ節生検について；増補１　郭清の最初に容易に腋窩静脈を見つけられて広々とした術野でＬｅｖｅｌ　２の郭清を行える方法；増補２　実際に手術で経験したことからのご報告；増補３　当施設での工夫

萬谷　京子(ヨロズヤ　キョウコ)
１９９５年東北大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部外科学教室一般・消化器外科入室。以後、慶應義塾大学医学部外科関連施設に勤務。現在、川崎市立川崎病院外科乳腺外科部長。医学博士。Ｆｅｌｌｏｗ　ｏｆ　Ａｍｅｒｉｃａｎ　Ｃｏｌｌｅｇｅ　ｏｆ　Ｓｕｒｇｅｏｎｓ。日本外科学会外科専門医、指導医。日本乳癌学会乳腺専門医。日本臨床外科学会評議員。日本女性外科医会世話人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）