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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
志村 真幸(シムラ マサキ)
比較文化史研究者。南方熊楠顕彰会理事。慶應義塾大学非常勤講師。1977年、神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。2020年、『南方熊楠のロンドン』(慶應義塾大学出版会)でサントリー学芸賞(社会・風俗部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 志村 真幸(シムラ マサキ)
比較文化史研究者。南方熊楠顕彰会理事。慶應義塾大学非常勤講師。1977年、神奈川県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。2020年、『南方熊楠のロンドン』(慶應義塾大学出版会)でサントリー学芸賞(社会・風俗部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
博物学、民俗学の分野で多大な功績を残した知の巨人・楠方熊楠は、心霊現象の体験者だった。熊野の山中での幽体離脱や、夢で父親に珍種のキノコが生えている場所を教わるなど、奇妙な体験をくりかえしては日記に綴った。彼の論考や雑誌記事には、世界各地の妖怪の比較、幽霊について、魂の入れ替わりなどの文章が多数ある。それらの資料から、熊楠ほどの知性が幽霊や妖怪をどう捉えていたのかを探る、渾身の意欲作。
もくじ情報:第1章 幽体離脱体験;第2章 夢のお告げ;第3章 神通力、予知、テレパシー;第4章 アメリカ・イギリスの神秘主義と幽霊;第5章 イギリス心霊現象研究協会と帰国後の神秘体験;第6章 熊楠の夢;第7章 親不孝な熊楠;第8章 スペイン風邪、死と病の記録;第9章 幽霊や妖怪の足跡を追う;第10章 水木しげる『猫楠』と、熊楠の猫