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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
葛 兆光(カツ チョウコウ)
1950年上海市生まれ。北京大学大学院中国古典文献学専攻を修了後、清華大学歴史系教授、復旦大学文史研究院院長などを歴任。現在、復旦大学歴史系特聘資深教授 葛 兆光(カツ チョウコウ)
1950年上海市生まれ。北京大学大学院中国古典文献学専攻を修了後、清華大学歴史系教授、復旦大学文史研究院院長などを歴任。現在、復旦大学歴史系特聘資深教授 |
もくじ情報:序論 「中国」についての歴史論述の再構築―民族国家から歴史を救済するか、それとも歴史のなかで民族国家を理解するか;第1編 歴史のなかで中国を理解する(宋代に顕在化する「中国」意識―近世ナショナリズム思…(続く)
もくじ情報:序論 「中国」についての歴史論述の再構築―民族国家から歴史を救済するか、それとも歴史のなかで民族国家を理解するか;第1編 歴史のなかで中国を理解する(宋代に顕在化する「中国」意識―近世ナショナリズム思想の一つの淵源;『山海経』、「職貢図」と旅行記における異域の記憶―マテオ・リッチ来華前後の中国人の異域に関する知識リソースとその変化;思想史としての古地図);第2編 交錯するアジア、東アジア、中国(西洋と東洋、あるいは東洋と東洋―清代中葉における朝鮮と日本の中国に対しての感懐;イメージの、そして現実の…誰が「アジア」をアイデンティティとするのか―清末から民国初頭にかけての日本と中国の「アジア主義」言説について;国家と歴史のはざま―中国の道教と日本の神道および天皇制との関係をめぐる日本の論争を起点として);第3編 アジア理解と中国史の方法(国境の関所はどこにあるのか―一九、二〇世紀交代期における日本の「満蒙回蔵鮮」学の背景から論じる;「西域」から「東アジア海域」へ―新しい歴史世界の形成とその方法および問題);結論 預流、立場、方法―歴史研究の新たな視野を求めて