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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
松永 美吉(マツナガ ミヨシ)
1909‐96年。長崎県生まれ。旧制中学時代に柳田国男の『海南小記』を読み、門司地方海難審判庁に勤務してからも独学で学び続け、1935年、柳田が創設した民間伝承の会の福岡県で最初の会員となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 松永 美吉(マツナガ ミヨシ)
1909‐96年。長崎県生まれ。旧制中学時代に柳田国男の『海南小記』を読み、門司地方海難審判庁に勤務してからも独学で学び続け、1935年、柳田が創設した民間伝承の会の福岡県で最初の会員となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「わずかな土地にそそがれた鹿の血ほどの人間の一生でさえ語りがたい。ましてかず知れぬ人間の営為をしたたかに吸いこんだ土地の名前は、一口で語りつくせないものを、私たちに伝えようとしている」と民俗学者谷川健一は言う。本書は、私たちが地名とその基本語彙を読み解く際に必要な情報を網羅した事典。著者松永美吉は、柳田国男の薫陶を受け、あらゆる民俗資料を蒐集。文献だけでなく、テレビ、ラジオ、土地の人からの言葉を書き留めて、読む者を圧倒する。文庫版では、刊行時話題…(続く)
「わずかな土地にそそがれた鹿の血ほどの人間の一生でさえ語りがたい。ましてかず知れぬ人間の営為をしたたかに吸いこんだ土地の名前は、一口で語りつくせないものを、私たちに伝えようとしている」と民俗学者谷川健一は言う。本書は、私たちが地名とその基本語彙を読み解く際に必要な情報を網羅した事典。著者松永美吉は、柳田国男の薫陶を受け、あらゆる民俗資料を蒐集。文献だけでなく、テレビ、ラジオ、土地の人からの言葉を書き留めて、読む者を圧倒する。文庫版では、刊行時話題となった底本に、所在地の現地名と索引を付した。次代に語り伝えたい必携の書。