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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
佐伯 啓思(サエキ ケイシ)
1949(昭和24)年、奈良県生まれ。社会思想家。京都大学名誉教授。京都大学こころの未来研究センター特任教授。東京大学経済学部卒。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。2007年正論大賞。『隠された思考』(サントリー学芸賞)など著作多数。雑誌「ひらく」監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 佐伯 啓思(サエキ ケイシ)
1949(昭和24)年、奈良県生まれ。社会思想家。京都大学名誉教授。京都大学こころの未来研究センター特任教授。東京大学経済学部卒。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。2007年正論大賞。『隠された思考』(サントリー学芸賞)など著作多数。雑誌「ひらく」監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
七十歳を過ぎた稀代の思想家が、自らのこととして死と向き合った。欧米の、「生きること」だけに価値を置く「生命尊重主義」では、とてもじゃないが穏やかに死ねない。ヒントは古からの日本人の死生観にあるにちがいない。自然信仰を探り、日本仏教の「死と生」の関係を見る。西洋とはまったく違う…(続く)
七十歳を過ぎた稀代の思想家が、自らのこととして死と向き合った。欧米の、「生きること」だけに価値を置く「生命尊重主義」では、とてもじゃないが穏やかに死ねない。ヒントは古からの日本人の死生観にあるにちがいない。自然信仰を探り、日本仏教の「死と生」の関係を見る。西洋とはまったく違う「死にかた」を知った時、私たちは少しばかり安心して旅立てる。
もくじ情報:第1章 安楽死という難問;第2章 安楽死と「あいまいさ」;第3章 「死」が「生」を支える;第4章 日本人の「魂」の行方;第5章 仏教の死生観とは何か;第6章 道元の「仏性」論;第7章 「生と死の間」にあるもの;第8章 「死」とは最後の「生」である