内容紹介：鎌倉時代に藤原定家が選定し、今ではカルタで親しまれる「百人一首」。そこに登場する七～十三世紀の歌人たちの足跡を辿りながら、古代から中世へと移りゆく時代の諸相を、王朝の記憶と文化を伝える歌の中から読み解く。
鎌倉時代に藤原定家が選定し、今ではカルタで親しまれる「百人一首」。そこに登場する七～十三世紀の歌人たちの足跡を辿りながら、古代から中世へと移りゆく時代の諸相を、王朝の記憶と文化を伝える歌の中から読み解く。
もくじ情報：１　「百人一首」の時代；２　神と人―敗れし者の系譜；３　男と女―「恋は曲者」；４　都と鄙―「名所」「歌枕」への誘い；５　虚と実―王朝の記憶を繙く；６　「百人一首」に時代をめくる；補論　内乱期・武門歌人たちの諸相

関　幸彦(セキ　ユキヒコ)
１９５２年生まれ。１９８５年学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程満期退学。現在、日本大学文理学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）