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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
小田 勝(オダ マサル)
1964年東京都生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得。博士(文学)。國學院大學文学部教授。日本語学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 小田 勝(オダ マサル)
1964年東京都生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期単位取得。博士(文学)。國學院大學文学部教授。日本語学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
もくじ情報:秋の田の仮庵の庵の苫をあらみ、我が衣手は露に濡れつつ。(天智天皇);春過ぎて、夏来にけらし。白妙の衣干すてふ天の香具山。(持統天皇);あしひきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む。(柿本人麿);田子の浦にうち出でて、見れば、白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ。(山辺赤人);奥山に黄葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ、秋はかなしき。(猿丸大夫);鵲の渡せる橋に置く霜の白きを見れば、夜ぞ更…(続く)
もくじ情報:秋の田の仮庵の庵の苫をあらみ、我が衣手は露に濡れつつ。(天智天皇);春過ぎて、夏来にけらし。白妙の衣干すてふ天の香具山。(持統天皇);あしひきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む。(柿本人麿);田子の浦にうち出でて、見れば、白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ。(山辺赤人);奥山に黄葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ、秋はかなしき。(猿丸大夫);鵲の渡せる橋に置く霜の白きを見れば、夜ぞ更けにける。(中納言家持);天の原ふりさけ見れば、春日なる三笠の山に出でし月かも。(安倍仲麿);我が庵は都の辰巳、しかぞ住む。世を宇治山と人は言ふなり。(喜撰法師);花の色は移りにけりな、いたづらに。我が身世にふるながめせし間に。(小野小町);これや、この、行くも帰るも別れては、知るも知らぬも逢坂の関。(蝉丸)〔ほか〕