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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
スパング,レベッカ・L.(スパング,レベッカL.)
1961年生まれ。インディアナ大学歴史学部教授。『レストランの誕生―パリと現代グルメ文化』で18世紀研究の最優秀書籍に贈られるゴットシャルク賞を受賞した スパング,レベッカ・L.(スパング,レベッカL.)
1961年生まれ。インディアナ大学歴史学部教授。『レストランの誕生―パリと現代グルメ文化』で18世紀研究の最優秀書籍に贈られるゴットシャルク賞を受賞した |
フランス革命期に突如パリの街に出現した「レストラン」。はじめそれは体力を回復させる一杯のブイヨンを意味し、後に今日同様、美食を愉しむ場を示す言葉となった。瞬く間に人気のスポットとなったが、フランスには食堂や宿屋など、外食のできる店が以前から存在していた。なぜレストランだけがもてはやされたのか?その発端はレストランの「発明者」シャントワゾーによる広告戦略にあった―。膨大な史料からレストラン誕生の瞬間を活写し、レストランが社会に受け入れられ、やがて社…(続く)
フランス革命期に突如パリの街に出現した「レストラン」。はじめそれは体力を回復させる一杯のブイヨンを意味し、後に今日同様、美食を愉しむ場を示す言葉となった。瞬く間に人気のスポットとなったが、フランスには食堂や宿屋など、外食のできる店が以前から存在していた。なぜレストランだけがもてはやされたのか?その発端はレストランの「発明者」シャントワゾーによる広告戦略にあった―。膨大な史料からレストラン誕生の瞬間を活写し、レストランが社会に受け入れられ、やがて社会を変える存在になるまでを詳細に描く。ヨーロッパ食文化史の一大傑作。
もくじ情報:序章 レストランを作るとは;第1章 万人の友;第2章 ルソー的感性の“新料理”;第3章 公共の空間における私的な食欲;第4章 道徳、平等、もてなし!;第5章 定価―大食とフランス革命;第6章 美食狂から美食学へ;第7章 パリをメニューに載せる;第8章 レストランに隠れる;終章 レストランと夢想