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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
都甲 幸治(トコウ コウジ)
1969年、福岡県生まれ。翻訳家・アメリカ文学研究者、早稲田大学文学学術院教授。東京大学大学院総合文化研究科表象文化論専攻修士課程修了。翻訳家を経て、同大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻(北米)博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 都甲 幸治(トコウ コウジ)
1969年、福岡県生まれ。翻訳家・アメリカ文学研究者、早稲田大学文学学術院教授。東京大学大学院総合文化研究科表象文化論専攻修士課程修了。翻訳家を経て、同大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻(北米)博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「黒猫」のプルートはなぜ黒いのか?書記バートルビーはなぜ「しない方がいい」と思うのか?度重なる戦争の歴史、色濃く残る奴隷制の「遺産」等、アメリカという国、そこに暮らす人々の特異な歴史的・文化的・社会的背景を踏まえて短篇小説を読み解く。
もくじ情報:暴力と不安…(続く)
「黒猫」のプルートはなぜ黒いのか?書記バートルビーはなぜ「しない方がいい」と思うのか?度重なる戦争の歴史、色濃く残る奴隷制の「遺産」等、アメリカという国、そこに暮らす人々の特異な歴史的・文化的・社会的背景を踏まえて短篇小説を読み解く。
もくじ情報:暴力と不安の連鎖―ポー「黒猫」;屹立する剥き出しの身体―メルヴィル「書記バートルビー‐ウォール街の物語」;英雄の物語ではない戦争―トウェイン「失敗に終わった行軍の個人史」;共同体から疎外された者の祈り―アンダソン「手」;セルフ・コントロールの幻想―フィッツジェラルド「バビロン再訪」;存在の基盤が崩れるとき―フォークナー「孫むすめ」;妊娠をめぐる「対決」―ヘミングウェイ「白い象のような山並み」;人生に立ち向かうためのユーモア―サリンジャー「エズメに‐愛と悲惨をこめて」;美しい世界と、その崩壊―カポーティ「クリスマスの思い出」;救いなき人生と、噴出する愛―オコナー「善人はなかなかいない」;言葉をもたなかった者たちの文学―カーウ゛ァー「足もとに流れる深い川」;ヴェトナム戦争というトラウマ―オブライエン「レイニー河で」;愛の可能性の断片―リー「優しさ」