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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
町屋 良平(マチヤ リョウヘイ)
1983年東京都生まれ。2016年「青が破れる」で第53回文藝賞を受賞、19年「1R1分34秒」で第160回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 町屋 良平(マチヤ リョウヘイ)
1983年東京都生まれ。2016年「青が破れる」で第53回文藝賞を受賞、19年「1R1分34秒」で第160回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
内容紹介:芥川賞作家の真骨頂・新境地、世界文学へ! 読書量と強靭な知性に瞠目! 言葉を与えられていない領域に光をあて物語を紡ぐ。
ころす側の論理、ころされる側の論理。元同級生あべくんからのメールにあった文章から着想したシーンをつないで、商業作家はあべくん自身の人生を小説にしようとする。父による母殺傷事件、両親がころしころされていたあべくん…。暴力で愛撫し合い痛みをこらえるようによろこぶ身体たち。物語にかえろうとするから人生はつらく、日常が重すぎてひとをころしたくなる。恋人をころして自分も死んだところで折り返し、物語は無限に再生を繰り返す。小説家が…(続く)
内容紹介:芥川賞作家の真骨頂・新境地、世界文学へ! 読書量と強靭な知性に瞠目! 言葉を与えられていない領域に光をあて物語を紡ぐ。
ころす側の論理、ころされる側の論理。元同級生あべくんからのメールにあった文章から着想したシーンをつないで、商業作家はあべくん自身の人生を小説にしようとする。父による母殺傷事件、両親がころしころされていたあべくん…。暴力で愛撫し合い痛みをこらえるようによろこぶ身体たち。物語にかえろうとするから人生はつらく、日常が重すぎてひとをころしたくなる。恋人をころして自分も死んだところで折り返し、物語は無限に再生を繰り返す。小説家があべくんなのかあべくんがかれなのか、やがてふたりの境界は曖昧になり、問い自体が意味を失う。