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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ダルリンプル,ウィリアム(ダルリンプル,ウィリアム)
1965年、スコットランド出身。作家・歴史家。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ歴史学部卒業。セント・アンドリュース大学をはじめ5つの文学名誉学位を保持。若冠22歳で執筆した紀行『マルコ・ポーロ クエスト―フビライの古都へ(世界紀行冒険選書)』(大出健訳、心交社)で高い評価を得、その著作はDuff Cooper Memorial Prize for History賞をはじめ数々の賞を受賞。「The New Yorker」や「The Guardian」にも定期的に寄稿している。著作多数。デリー在住 ダルリンプル,ウィリアム(ダルリンプル,ウィリアム)
1965年、スコットランド出身。作家・歴史家。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ歴史学部卒業。セント・アンドリュース大学をはじめ5つの文学名誉学位を保持。若冠22歳で執筆した紀行『マルコ・ポーロ クエスト―フビライの古都へ(世界紀行冒険選書)』(大出健訳、心交社)で高い評価を得、その著作はDuff Cooper Memorial Prize for History賞をはじめ数々の賞を受賞。「The New Yorker」や「The Guardian」にも定期的に寄稿している。著作多数。デリー在住 |
急速な経済発展を遂げ変化し続ける現代インド。その村々で伝統や信仰を受け継ぐ人々を取材した、紀行・歴史文学の名手による、一九か国で翻訳出版されたノンフィクションの傑作。死への断食に臨むジャイナ教尼僧。祭りの間、最下層の人間が神になる憑依芸能。神に捧げられ娼婦となった女たちを守護する女神信仰。叙事詩を伝承する沙漠の歌い手。スーフィーの聖者廟に身を寄せる女性。かつてダライ・ラマ一四世の警護をつとめ、亡命し兵士として人を殺めたことを懴悔するチベット仏教の老僧。約七〇〇年もの伝統を汲む職人による官能的神像の世界観。女神信仰のもと、しゃれこうべを重用するタントラ行者。そして吟遊行者バウルとなった人々の遊行の半生―。現代文明と精神文化の間に息づく、かけがえのない物語。
もくじ情報:第1章 尼僧の話;第2章 カンヌールの踊り手;第3章 エッランマの娘たち;第4章 叙事詩の歌い手;第5章 赤い妖精;第6章 僧侶の話;第7章 神像の作り手;第8章 黄昏の君;第9章 盲目の吟遊行者のうた