終戦時、二度と同じ過ちを起こすまいと制定された国連憲章。だが、サンフランシスコ会議において第五一条の集団的自衛権が挿入され、国連そのものが形骸化されてしまった―。しかし、人類の存続を脅かすほど深刻な劇症型地球温暖化の危機を前に、私たちはただちに争いをやめ、この問題解決に向けて力を合わせるべきなのだ。
もくじ情報：第１章　人類と戦争；第２章　三〇年戦争とウェストファリア体制；第３章　ナポレオン戦争とウィーン体制；第４章　第一次世界大戦とヴェルサイユ体制；第５章　第二次世界大戦とサンフランシスコ体制；第６章　冷戦終結とアメリカ一極体制；終章　人間はこうして戦争をやめることができる

本田　幸雄(ホンダ　ユキオ)
１９４２年、島根県生まれ。東京大学工学部機械工学科卒業。通産省入省、重工業局、資源エネルギー庁、工業技術院、（文部省出向）長岡技術科学大学教授、通産省機械情報産業局、中国通産局長。通産省退職後、医療福祉研究所、（財）愛知国際博覧会協会などを経て、現在、（株）二一世紀新社会システム研究所代表（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）