内容紹介：六十年以上にわたり世界を舞台に活躍してきた、クラシック音楽界の巨匠、小澤征爾。中国に生まれ、引き揚げ後の貧しい暮らしと音楽武者修行を経て、多くの人に支えられ切り拓いた、その人生。昔ばなし研究者の兄・俊夫と、エッセイストで俳優の弟・幹雄との、やわらかで率直な語りあいにより、これまでの歩みをふりかえる。
六十年以上にわたり世界を舞台に活躍してきた、クラシック音楽界の巨匠、小澤征爾。中国に生まれ、引き揚げ後の貧しい暮らしと音楽武者修行を経て、多くの人に支えられ切り拓いた、その人生。愛情深い両親―父・開作、母・さくらのもと、ともに育った、昔ばなし研究者の兄・俊夫と、エッセイストでタレントの弟・幹雄との、やわらかで率直な語りあいにより、これまでの歩みをふりかえる。
もくじ情報：語りあい（第一回～第九回）；付録１　ロバート・ケネディ氏を訪う―ベトナム問題について（小澤開作）；付録２　『さくら花―小澤さくら句集』抄

小澤　俊夫(オザワ　トシオ)
１９３０年、中国長春生まれ。口承文芸学者。小澤昔ばなし研究所所長。筑波大学名誉教授。東北薬科大学講師・助教授を経て、日本女子大学教授、マールブルク大学客員教授（ドイツ）、筑波大学副学長、白百合女子大学教授を歴任。国際口承文芸学会副会長および日本口承文芸学会会長も務めた。グリム童話の研究から出発し、マックス・リュティの口承文芸理論を日本に紹介。その後、昔話全般の研究を進めている