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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
近藤 和彦(コンドウ カズヒコ)
1947年生まれ。東京大学文学部西洋史学専修課程卒業。名古屋大学助教授、東京大学大学院教授、立正大学教授を経て、東京大学名誉教授、王立歴史学会フェロー。専攻、イギリス近世・近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 近藤 和彦(コンドウ カズヒコ)
1947年生まれ。東京大学文学部西洋史学専修課程卒業。名古屋大学助教授、東京大学大学院教授、立正大学教授を経て、東京大学名誉教授、王立歴史学会フェロー。専攻、イギリス近世・近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
歴史は現在と過去のあいだの対話である―。あまりにも有名なフレーズで知られる本書『歴史とは何か』は、連続講義がもとになっており、「歴史家とその事実」「社会と個人」「歴史・科学・倫理」「歴史における因果連関」「進歩としての歴史」「地平の広がり」という、歴史を考えるうえでもっとも重要な6テーマ…(続く)
歴史は現在と過去のあいだの対話である―。あまりにも有名なフレーズで知られる本書『歴史とは何か』は、連続講義がもとになっており、「歴史家とその事実」「社会と個人」「歴史・科学・倫理」「歴史における因果連関」「進歩としての歴史」「地平の広がり」という、歴史を考えるうえでもっとも重要な6テーマから成る。現在もなお歴史と歴史学の最良の入門書であり、古典的著作である。著者のE.H.カー(1892‐1982)は、生前に第2版を準備していたが、序文を完成させたのみに終わった。本書は、初版の本文、および「第2版への序文」を新たに訳出し、異版も参照して懇切な訳註や解説をつけ、残されたメモから未完の第2版の内容を呈示したR.W.デイヴィスによる覚書、晩年のカーによる自叙伝、略年譜などを加えて、全面的に編集し直したものである。達意の訳文によって、知的刺激と笑いに満ちた名講義が、いま鮮やかによみがえる。
もくじ情報:第1講 歴史家とその事実;第2講 社会と個人;第3講 歴史・科学・倫理;第4講 歴史における因果連関;第5講 進歩としての歴史;第6講 地平の広がり;E・H・カー文書より―第二版のための草稿;自叙伝;補註