本書は、企業における労働ＣＳＲ導入の実施を推進するためのガイドブックです。労働ＣＳＲの考え方、実践方法、好事例などを掲載しています。具体的には労働ＣＳＲの７つの分野と４１の実践項目を概観し、チェックリストを使用して実践項目の実施状況を点検します。その後、各社で取り組むべき課題を洗い出して、最優先項目に対して、労働ＣＳＲの施策を実行していきます。その実施例として、８つの好事例を取り上げています。
もくじ情報：第１章　労働ＣＳＲとは（法ではないが法のような機能を持つもの；ＣＳＲの機能；労働ＣＳＲ；労働ＣＳＲの発現形態とそれらが参照する基準；最新の国際的潮流と今後の展望；社労士と労働ＣＳＲ）；第２章　労働ＣＳＲの内容と展開（労働ＣＳＲの内容；労働ＣＳＲの具体的な内容；労働ＣＳＲによる組織点検の展開；労働ＣＳＲの基盤としての「ビジネスと人権」）；第３章　総合的なＣＳＲの取組み（総合的なＣＳＲの考え方；総合的なＣＳＲの内容と実践―ＣＳＲの経営への統合化に向けた７つのステップ）；好事例集（ＥＳ（従業員満足）とモチベーション向上を目指した「教える、認める、褒める、必要とされる」社内文化づくりを推進；育児世代が多いアパレル業界における両立支援制度の見直し　ほか）；労働ＣＳＲガイドブック用語集