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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
宮本 雄二(ミヤモト ユウジ)
宮本アジア研究所代表、日本日中関係学会会長、日中友好会館会長代行、日本アジア共同体文化協力機構理事長。1946年生まれ。京都大学法学部卒業。69年外務省入省。85年軍縮課長、90年中国課長、2001年軍備管理・科学審議官、02年ミャンマー大使などを経て、06年より10年6月まで中国大使 宮本 雄二(ミヤモト ユウジ)
宮本アジア研究所代表、日本日中関係学会会長、日中友好会館会長代行、日本アジア共同体文化協力機構理事長。1946年生まれ。京都大学法学部卒業。69年外務省入省。85年軍縮課長、90年中国課長、2001年軍備管理・科学審議官、02年ミャンマー大使などを経て、06年より10年6月まで中国大使 |
世界経済の成長センターとなってきた東アジアが様々なリスクにさらされている。緊張が高まる台湾海峡や朝鮮半島といった伝統的な安全保障リスクだけではない。中国の台頭などによるパワーシフトと戦後の国際秩序の揺らぎが地政学的リスクを増大させ、「新冷戦」とも称される米中の大国間競争の影響が地域の経済や産業、科学技術、文化、教育など多方面に及び始めている。この地域の著しい技術革新や産業経済の発展自体も新たなリスクをもたらしている。感染症と公衆衛生、地球温暖化などのリスクにも対応が迫られている。東アジアが直面している最新のリスクの性格と将来を各分野の第一人者が解説する。
もくじ情報:東アジアにおける安全保障リスク;米中摩擦でゆがむ東アジアのIT供給網;リスクが蓄積している中国の金融セクター;中国におけるデジタルプラットフォーマー;デジタルチャイナの先にある新社会;アジアにおける地域内保健協力の可能性;東アジアの気候安全保障リスク;日中韓の脱炭素・新エネルギー戦略;「競争と協力」の強靱性;日中の相互不信脱却と安定的関係の構築;東アジア情勢とリスク・コミュニケーション;東アジア情勢と地域安全保障体制の構築