|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
オ・ダーグ,ニクラス・ナット(オダーグ,ニクラスナット)
1979年、スウェーデン最古の貴族の末裔としてストックホルムに生まれる。音楽雑誌の編集長を務めた後、フリーの著述家となり、2017年に本作で小説家としてデビュー。同年、スウェーデン推理作家アカデミー新人賞を受賞 オ・ダーグ,ニクラス・ナット(オダーグ,ニクラスナット)
1979年、スウェーデン最古の貴族の末裔としてストックホルムに生まれる。音楽雑誌の編集長を務めた後、フリーの著述家となり、2017年に本作で小説家としてデビュー。同年、スウェーデン推理作家アカデミー新人賞を受賞 |
一七九三年、フランス革命の余波はここスウェーデンにも及んでいた。前年には国王が暗殺され、庶民は無意味な戦争の後遺症と貧困にあえいでいる―そんな混沌のストックホルム。秋のある日、湖で男性の遺体が発見された。四肢は切り落とされ、眼球と舌と歯が奪われ、美しい金髪だけが残されていた。重い結核に冒された法律家ヴィンゲは、戦場帰りの風紀取締官カルデルと共に捜査に乗り出す。貧しく汚く腐敗した十八世紀…(続く)
一七九三年、フランス革命の余波はここスウェーデンにも及んでいた。前年には国王が暗殺され、庶民は無意味な戦争の後遺症と貧困にあえいでいる―そんな混沌のストックホルム。秋のある日、湖で男性の遺体が発見された。四肢は切り落とされ、眼球と舌と歯が奪われ、美しい金髪だけが残されていた。重い結核に冒された法律家ヴィンゲは、戦場帰りの風紀取締官カルデルと共に捜査に乗り出す。貧しく汚く腐敗した十八世紀の北の都と、その中で正義を貫こうとする者たちを、大胆かつ繊細に描く、北欧発大ヒット歴史ミステリー三部作の第一弾、待望の文庫化!