内容紹介：遊郭に生まれ早逝の宿命を背負った少女の物語。美しくも切ない最終巻。　時代の波にさらわれて愛する人が一人また一人と去ってゆく。　めぐる季節を見送りながらたまをが最後に見た風景はーー　1866年（慶応二年）、長崎・丸山遊郭の「たまを」は姉女郎・咲ノ介付の禿（かむろ）として出島のオランダ商人・ハルトマン邸に入る。遣り手のタキとともに労働に勤しみ、異国の文化と四季折々の風物に彩られた日々を送るたまを。しかし時は慶応から明治への過渡期。大政奉還、龍馬暗殺、そして戊辰戦争へ……時代の激動は遠く長崎にも飛び火する。出島を後にし引込新造に格上げされた彼女を待っていたのは、愛する人々との離別と無垢な季節の終焉でwーー　第24回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞・高浜寛最新作にして最高傑作。ラストシーンのカラー原稿を完全収録した感動のフィナーレ！　　■『扇島歳時記』第３巻　書誌情報A5判／220頁／装丁：安藤公美（井上則人デザイン事務所）／1100円（税込）／発行：リイド社／ISBN978-4-8458-6113-2　■連載媒体：「コミック乱」「トーチweb」 　■試し読みページ：トーチweb「扇島歳時記」http://to-ti.in/product/ogishima　★初回配本特典「季節のポストカード」全４巻の表紙絵をポストカードにした4枚セット。春夏秋冬、四季の絵柄になっています。※取り扱い書店はトーチweb「扇島歳時記のページ」で。　★メトロ書店「高浜寛さんトーク＆サイン会」・長崎本店：8/28（日）15時～16時・熊本本店：9/4（日）15時～16時半「扇島歳時記」および「長崎三部作」の完結を記念したイベントです。詳細はメトロ書店のHP（https://www.metrobooks.co.jp/mbs/pages/info/infoDetail.php?iid=223）で