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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
川名 壮志(カワナ ソウシ)
1975年生まれ。2001年早稲田大学法学部卒業。現在―毎日新聞記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 川名 壮志(カワナ ソウシ)
1975年生まれ。2001年早稲田大学法学部卒業。現在―毎日新聞記者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
白昼テロ犯・山口二矢、永山則夫、サカキバラ、…。殺人犯が少年だとわかるたびに、報道と世間は、実名か匿名か、社会の責任か個人の責任か、加害・被害の立場の間で揺れ、戦後から現在まで少年像は大きく変わった。二〇歳から一八歳へ成人年齢が引き下げられる中、大人と少年の境の揺らぎが示す社会のひず…(続く)
白昼テロ犯・山口二矢、永山則夫、サカキバラ、…。殺人犯が少年だとわかるたびに、報道と世間は、実名か匿名か、社会の責任か個人の責任か、加害・被害の立場の間で揺れ、戦後から現在まで少年像は大きく変わった。二〇歳から一八歳へ成人年齢が引き下げられる中、大人と少年の境の揺らぎが示す社会のひずみを見つめる。
もくじ情報:第1章 戦後復興期 揺籃期の少年事件―少年事件は、実名で報道されていた!;第2章 経済成長期 家庭と教育の少年事件―少年事件とは、子供の事件;第3章 バブル時代 逸脱の少年事件―メディアの「型」から外れる少年たち;第4章 バブル前後 曲がり角の少年事件―子供だましをしていた捜査機関や司法;第5章 平成初期 少年と死刑―18、19歳をめぐる死刑存廃論;第6章 少年事件史の転成―加害者の視点から被害者の視点へ;第7章 21世紀の精神鑑定 発達障害の時代―「環境」責任から「個人」責任へ;第8章 少年事件の退潮―市民が少年を裁く時代に;補記;最終章 少年事件を疑う―少年がナイフを握るたび大人たちは理由を探す