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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
石沢 麻依(イシザワ マイ)
1980年、宮城県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、ドイツ在住。2021年、「貝に続く場所にて」で第64回群像新人文学賞を受賞。同作で第165回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 石沢 麻依(イシザワ マイ)
1980年、宮城県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、ドイツ在住。2021年、「貝に続く場所にて」で第64回群像新人文学賞を受賞。同作で第165回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「フローラが失踪した」。旧東ドイツの小さな街に広がる噂が、歴史に引き裂かれた少年と少女の物語を呼び醒ます。ドイツの森に囲まれたその街では、誰もが自分の「肖像画」を持っていた。面に惹かれて移り住んだ三人の女たち―望、グェット、ディアナは、失われた「顔」を探して、見えない境界を越えていく。いくつもの時間が重層する街で、歴史と現在、記憶と幻想が交差して描きだす、世界の肖像画。