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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
宮地 尚子(ミヤジ ナオコ)
一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は文化精神医学・医療人類学。精神科の医師として臨床をおこないつつ、トラウマやジェンダーの研究をつづけている。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 宮地 尚子(ミヤジ ナオコ)
一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は文化精神医学・医療人類学。精神科の医師として臨床をおこないつつ、トラウマやジェンダーの研究をつづけている。1986年京都府立医科大学卒業。1993年同大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りを…(続く)
たとえ癒しがたい哀しみを抱えていても、傷がそこにあることを認め、受け入れ、傷の周りをそっとなぞること。過去の傷から逃れられないとしても、好奇の目からは隠し、それでも恥じずに、傷とともにその後を生きつづけること―。バリ島の寺院で、ブエノスアイレスの郊外で、冬の金沢で。旅のなかで思索をめぐらせた、トラウマ研究の第一人者による深く沁みとおるエッセイ。
もくじ情報:1 内なる海、内なる空(なにもできなくても;○(エン)=縁なるもの ほか);2 クロスする感性―米国滞在記+α 二〇〇七‐二〇〇八(開くこと、閉じること;競争と幸せ ほか);3 記憶の淵から(父と蛇;母が人質になったこと ほか);4 傷のある風景(傷を愛せるか)