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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ジャクソン・ナカザワ,ドナ(ジャクソンナカザワ,ドナ)
科学ジャーナリスト。著書に2016年Books for a Better Life賞の最終選考に残った『Childhood Disrupted(邦題:小児期トラウマがもたらす病、パンローリング)』などがある。免疫学分野における執筆活動の功績に対し2012年AESKU賞、2010年National Health Information賞を受賞。タイム誌やワシントンポスト紙をはじめとする多数の新聞・雑誌に寄稿している。家族とともにメリーランド州在住 ジャクソン・ナカザワ,ドナ(ジャクソンナカザワ,ドナ)
科学ジャーナリスト。著書に2016年Books for a Better Life賞の最終選考に残った『Childhood Disrupted(邦題:小児期トラウマがもたらす病、パンローリング)』などがある。免疫学分野における執筆活動の功績に対し2012年AESKU賞、2010年National Health Information賞を受賞。タイム誌やワシントンポスト紙をはじめとする多数の新聞・雑誌に寄稿している。家族とともにメリーランド州在住 |
「脳には免疫系がない」。長年にわたり医学に浸透していた常識。しかし―2010年代初めに、脳には存在しないとされてきた免疫細胞とリンパ管が発見されると、科学界に激震が走った。数百年続く常識がくつがえされたのだ。その影響は大きく、うつ病や不安障害、アルツハイマー病、認知障害などの理解は一変し、新しい視点から、治療法や薬の研究開発も始まっている。「脳の免疫」をめぐる新しい科学は、私たちの脳と心にどんな恩恵をもたらすのか?医学に訪れた最大のパラダイムシフトを描く科学ノンフィクション。
もくじ情報:はからずも神経生物学者に;一〇メートルの井戸の底から三メートルだけ;脳内の友軍砲火;ミクログリアはいたるところに;脳に架ける橋;「新しい解決策なんかありそうもない」;流行する脳障害;脳ハッキング;悩める心;アルツハイマー病の解決;死に物狂いで健全なシナプスを探す;家族のまとめ役を再起動する;脳のための消火器を探して;絶食で絶好調?;将来の医療;最終分析