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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ルーベンホールド,ハリー(ルーベンホールド,ハリー)
社会史家、著述家、ブロードキャスター、時代考証家。特に18世紀・19世紀英国の女性の生活を専門とし、これまで歴史の影に埋もれていた女性たちに光を当ててきた。ロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ルーベンホールド,ハリー(ルーベンホールド,ハリー)
社会史家、著述家、ブロードキャスター、時代考証家。特に18世紀・19世紀英国の女性の生活を専門とし、これまで歴史の影に埋もれていた女性たちに光を当ててきた。ロンドン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
1888年ロンドン。5人の女性たちが2か月のあいだに殺された。この「切り裂きジャック」と呼ばれる殺人鬼がいまなお人びとの関心をひく一方で、被害者の5人の女性たちにはこれまで130年以上ものあいだ一筋の光もあてられてこなかった。家庭内における暴力、社会的な差別、そして貧困や病から助かることのできない構造。5人の女性たちのこれまで誰もひもとこうともしなかった人生を1頁ずつ丁寧にめくるとき、不合理に満ちた過酷な社会状況のなかで生きた彼女たちの姿が浮かび上がる。連続殺人事件の被害者の人生をよみがえらせ、社会の暴力をつまびらかにする、鬼気迫るノンフィクション。
もくじ情報:イントロダクション―二都物語;第1部 ポリー;第2部 アニー;第3部 エリーサベト/エリザベス;第4部 ケイト;第5部 メアリー・ジェイン;結び―「ただの売春婦」;物が語る人生